GYOKURO
一滴に、
山の霧を。
PROLOGUE ・ 序
玉響(たまゆら)とは、ほんのひととき。 湯の温度が五度、時間が十秒変わるだけで、同じ茶葉が別の顔を見せます。
私たちの茶畑は、川霧が朝夕に立ちのぼる谷にあります。 霧が日ざしをやわらげ、茶葉は渋みを抑えたまま旨みを蓄える。 その一瞬をそのまま届けたくて、摘採から仕上げまでを自分たちの手で行っています。
標高
600m
霧の生まれる谷
手摘み
一芯二葉
八十八夜前後
自園自製
40枚
栽培から仕上げまで
茶園の物語 ・ STORY
一 / 三
壱 MIST
霧が、茶を育てる
日ざしをやわらげる霧が、渋みを引かせ旨みを残す。
谷を流れる川から立つ朝霧は、真夏でも茶畑を薄い衣のように覆います。強い光が当たらないぶん、葉は厚くならず、うま味の元になる成分をそのまま抱えたまま育つ。天然の覆いをもつ畑、というのが私たちの土地のいちばんの財産です。
- 標高600m
- 川霧の谷
- 寒暖差12度
茶園の物語 ・ STORY
二 / 三
弐 PICKING
一芯二葉の朝
摘むのは、芽先のやわらかい三枚だけ。
八十八夜の前後、夜明けとともに畑へ入ります。摘採機を入れれば一日で終わる仕事を、十日かけて手で摘む。硬い葉が一枚混じるだけで湯の中の香りは変わってしまうので、指先で折れる位置だけを選び取っていきます。
- 八十八夜
- 手摘み十日
- 朝五時
茶園の物語 ・ STORY
三 / 三
参 FIRING
火入れの刻
香りを閉じ込める、最後のひと仕事。
仕上げの火入れは、その年の茶葉の水分と天気を見ながら温度を決めます。強すぎれば香ばしさが立ちすぎ、弱ければ余韻が痩せる。杜氏が酒を見るように、湯気の色と匂いだけを頼りに、一釜ずつ引き際を決めていきます。
- 仕上げ火入れ
- 一釜ずつ
- 自園自製
淹れ方の所作 ・ HOW TO BREW
一 / 四
器|湯冷まし
壱 COOL
湯を冷ます
七十度
沸かした湯を、器から器へ移して待つ。
玉露や上級煎茶は、高い湯温だと渋みだけが先に出ます。湯冷ましに移すごとに温度は約十度下がる。器を持って熱くない、それが目安です。
淹れ方の所作 ・ HOW TO BREW
二 / 四
器|茶筒と茶さじ
弐 MEASURE
茶葉を量る
三グラム
ふたりぶんに、茶さじで軽く二杯。
茶葉は量が少ないと味が痩せ、多いと後味が重くなります。量ってしまえば毎回同じ味に届く。缶は開けたら冷暗所へ、香りは湿気から先に逃げていきます。
淹れ方の所作 ・ HOW TO BREW
三 / 四
器|急須と湯呑
参 STEEP
静かに注ぐ
六十秒
湯は縁からそっと、急須は動かさない。
注いだあとに急須を振ると、葉が壊れて雑味が出ます。ただ待つ。一分のあいだに葉は開き、湯は色を持ちはじめます。待つことも所作のうちです。
淹れ方の所作 ・ HOW TO BREW
四 / 四
器|湯呑
肆 LAST DROP
注ぎ切る
最後の一滴
残さず注ぎ切ると、二煎目が澄む。
急須に湯を残すと、葉が蒸れて次の一杯が濁ります。最後の一滴はいちばん味が濃く、ゴールデンドロップと呼ばれるほど。三煎目までは同じ茶葉で楽しめます。
SHOP ・ 店舗と喫茶
畑のとなりで、一服を
茶畑に面した母屋を改装した売店と喫茶です。 その日の火入れを見ながら、淹れたての一煎とお菓子をお出ししています。 摘採期(四月下旬〜五月)は、畑の見学もご案内できます。
- 店舗
- 玉響茶園 本店(喫茶併設)
- 所在地
- 霧生県 玉川町 向山 1-2
- 営業時間
- 10:00 - 17:30(喫茶は16:30まで)
- 定休日
- 火曜・水曜(新茶期は無休)
- 電話
- 0120-000-000
CONTACT ・ お問い合わせ
贈りもの・卸のご相談も
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