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基礎知識

ぬか床の育て方、はじめの一歩。毎日の「かきまぜ」から

ぬか床は、育てるもの。買ってきた野菜を漬けるだけでなく、毎日ひとかきの手入れで、少しずつ自分の味に近づいていきます。はじめてのぬか床が挫折しないための、はじめの二週間の付き合い方をまとめました。

7文 · 編集部 M#ぬか床#ぬか漬け#発酵#手入れ

「毎日まぜないといけないんでしょう?」——ぬか床の話をすると、たいていこう聞かれます。たしかに手入れは要りますが、慣れてしまえば歯みがきのようなもの。まずは気負わず、はじめの二週間をいっしょに越えていきましょう。

ぬか床のはじめ方

市販の「熟成ぬか床」から始めるのがいちばん手軽です。袋のまま漬けられるものも増えました。いりぬかから育てる場合は、いりぬか・塩・水を混ぜ、昆布や唐辛子を加えて土台をつくります。最初の一週間は野菜くず(捨て漬け)で床を目覚めさせます。

  • いりぬか 1kg / 水 1L / 塩 130g が土台の目安
  • うま味に昆布、風味づけに赤唐辛子を少々
  • 捨て漬け用にキャベツの外葉や大根の皮を用意

毎日の「かきまぜ」

ぬか床の主役は、床の中で働く微生物たちです。かきまぜは、彼らに空気を届け、増えすぎを整えるための作業。底から大きく上下を返すように、一日一回を目安に手を入れます。

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    底から返す

    表面と底の菌のバランスを整えるため、しゃもじや手で全体をぐるりと天地返しします。

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    壁をぬぐう

    容器のふちについたぬかは雑味のもと。きれいにぬぐって表面を平らにならします。

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    香りをかぐ

    ふんわり甘酸っぱい香りなら順調。ツンとしたら少し休ませ、塩を足して整えます。

漬け上がりの一皿。きゅうり・かぶ・にんじんは、はじめての方にも扱いやすい定番です。
ぬか床は、その家の匂いを覚えていきます。旅行で数日空けても、また手を入れれば戻ってくる。気長に付き合うのがいちばんです。
取材協力・糀屋の三代目

困ったときの見分け方

水っぽくなったら、乾いたいりぬかと塩を足す。すっぱくなりすぎたら、かきまぜの回数を増やして休ませる。表面の白いものは多くが産膜酵母で、混ぜ込むか薄く取り除けば大丈夫といわれています。あわてず、香りと様子で判断していきましょう。

ABOUT THE WRITER

編集部 M

くらしと発酵編集部のメンバー。自分たちの台所で試したことを中心に、発酵と暮らしの記事を書いています。掲載内容はすべて架空のデモです。